当会館のある苅田地域は、明治期は「依羅(よさみ)村」といわれていました。
依羅は日本書紀などの国史に数多く登場し、大依羅(おおよさみ)神社や
依網(よさみ)池(日本最古のため池といわれ、王権により農地開拓のため築造された大規模なため池。
大和川の付け替えで分断、現在はありません。)を有した歴史ある地域です。
当会館設立の目的である、「苅田の伝統文化の振興と地域福祉の向上を図り、心ふれあうまちづくりの推進」として、
苅田村の庄屋であった寺田家の古文書をお借りし、江戸時代初期の水利関係絵図、大正~昭和~平成にわたる
地形図・航空写真をパネルにして1階ロビーに掲示しています。(また、寺田家文書も発行しております。)
当会館の駐車場角にあります「紀恩の碑」(苅田耕地整理組合が事業を完成した記念に建てられた碑)
に刻まれた、依羅の歴史の碑文見学とともに、歴史をたどる「まち歩き」の立ち寄り場所としてご利用頂いております。
また、苅田地域の歴史を後世に伝えられることを願って、これらを見学を含めた歴史勉強会も不定期で開催しています。
1階ロビーの苅田の今昔パネル
苅田耕地整理組合設立に尽力した
依羅村(明治期)の村長、東野 修一郎氏の銅像
紀恩の碑
依羅の歴史について刻まれている
※碑文、現代語訳をご入用の方は
事務所まで
すみよし歴史案内人と行く「住吉まち歩き2024年秋」
2024年10月31日(木)
NPO法人 すみよし歴史案内人の会 主催(後援:住吉区役所)の「すみよし歴史案内人と行く『住吉まち歩き2024年秋の7コース(4)住吉区南部の文化遺産を巡る 平日に巡るミニミュージアムツアー』」で当会館の見学があり、当財団代表理事の寺田孝重が1Fロビーに展示の歴史パネルを使って、苅田の歴史についてお話をさせていただきました。
主な見学先:大阪公立大学資料室及び構内見学、アビナンミュージアム、当会館(苅田土地改良記念会館)。
詳しくは、下記チラシをご覧ください。(クリックすると拡大します)
クリックすると拡大します。
当日の様子。約20名の方が来館されました。
すみよし歴史案内人と行く「住吉まち歩き2024年春」
2024年4月24日(水)
NPO法人 すみよし歴史案内人の会 主催(後援:住吉区役所)の「すみよし歴史案内人と行く『住吉まち歩き2024年春の7コース(4)住吉区南部の文化遺産を巡る 平日に巡るミニミュージアムツアー』」で当会館の見学があり、当財団代表理事の寺田孝重が、1Fロビーに展示の昔の苅田の地図を使って、苅田村の歴史に関するお話をさせて頂きました。
クリックすると拡大します
小学生へ苅田の歴史紹介
2023年6月12日(月)
大阪市立苅田南小学校3年生2クラスの皆さんが来館。
当財団の寺田 孝重代表理事が、1Fロビーに展示の昔の苅田の地図や、寺田家文書のパネルを使って苅田の歴史についてお話をさせて頂きました。
こちあるき~古地図で知る防災
2022年12月3日(土)
住吉まちづくりセンター・住吉区社会福祉協議会(住吉区ボランティア・市民活動センター)主催の「まちづくり交流ライブ」が
きっかけとなり企画された「こちあるき~古地図で知る防災」のイベントが開催され、
財団代表理事の寺田孝重が、当会館の古地図を使って、大和川付替えに関するお話をさせて頂きました。
このイベントは、古地図を見ながらまちを歩き、土地の成り立ちを知る事で防災につなげようと企画されました。
参加者の方々からは、土地の形状や歴史を知ったうえで防災について考える有意義な体験となったとの声が
多く聞かれたとのことです。
大和川つけかえの歴史探訪 大阪コース
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2020年10月19日(月)
大和川市民ネットワーク主催(小松 清生さん企画)
「住吉区 苅田土地改良記念会館と依網池跡を訪ねます」の歴史勉強会を
当会館で行いました。
当財団代表理事の寺田 孝重が
「苅田の史跡紹介」と題してお話をさせて頂きました。
大阪市、堺市、河内長野市、柏原市立歴史資料館、奈良県からの方々に
ご参加いただきました。
よさみ池跡をたどって、大依羅神社から大和川堤防への現地探訪も行われました。
北区歴史カフェ
2020年3月21日(土)
「北区歴史カフェ」主催(小松 清生さん 辻 通夫さん 企画)の歴史勉強会が
2020年3/14に新金岡市民センターで開催予定でしたが、
新型コロナウィルス感染予防で休館となったため、当会館で実施しました。
苅田村寺田家文書研究会主宰・当財団代表理事の寺田 孝重が「五箇荘の今むかし 大和川の北と南と」と
題してお話をさせて頂きました。
苅田や我孫子の地元の方や、庭井新田の研究をされている柏原市立歴史資料館の
方もご参加頂きました。
「北区歴史カフェ」の当日の様子の
パンフレット (堺市北区役所自治推進課)
パンフレットをクリックすると拡大します
大阪市立大学との歴史講演会
2018年1月21日(日)、当会館3階ホールにて、当財団主催、大阪市立大学地域連携センター協力で
「依羅村と周辺地域を中心に見た住吉区の歴史~ひとめで分かる!戦前・戦後の地図や航空写真で地域をひもときます~」
と題した講演会を開催しました。住吉区の広報にも掲載、区民の方々にご参加いただきました。
1階ロビーにある苅田の今昔パネル
講演前の様子
司会は当会館の館長
財団顧問の多賀谷市会議員からの挨拶
第1部講演
「住吉区の戦時戦後の歴史地理 商大・防空・接収に迫る」
大阪市立大学大学史資料室研究員
松本 裕行氏
「地図、空中写真、古写真からみる住吉区:激動の戦前戦後」
大阪市立大学都市研究プラザ教授
水内 俊雄氏
第2部講演
当財団代表理事 寺田 孝重による講演
講演者3名によるパネルディスカッション